反応が劇的に上がる!エステサロンの集客に効果的なチラシの作り方

エステサロンを宣伝したいとき、チラシは有効な手段のひとつです。ただし、チラシを作成するにはセンスが問われます。またコンセプトやターゲットを明確にしなくてはなりません。あまり深く考えずに作ったチラシで集客するのは難しいでしょう。

本記事では、集客できるチラシの作成方法や有効なチラシの配り方について解説をしていきます。

集客力の高いエステサロンのチラシの作り方

効果的なチラシを作成するためには、コツを押さえなくてはなりません。ここでは、特に大事なポイントを7点に絞り、解説します。

まずは自店の強み、コンセプトを明確にする

チラシを作成するときにもっとも重要なことは、自店の強みをはっきりさせることです。他のエステサロンでも行っているようなサービスを淡々と列挙するだけでは、そのチラシを目にしたお客様の印象に残りません。

他のエステサロンにはないようなサービスがあれば、それを軸にしましょう。お客様がエステサロンに通う理由はそのサロンでなければならない、何かしらの魅力があるからなのです。

そのうえで、チラシで伝えることを絞り込む

強みが重要ということが分かっても、これといった特徴がないと感じるエステサロンもあるかもしれません。しかし、強みはどのようなエステサロンにもあります。自店の強みは何なのか、まず分析から始めましょう。

技術的に何か一つでもよいので、他のサロンには負けないものを考えてください。エステサロンには脱毛、フェイシャルやボディなど、さまざまなメニューがありますが、目立つためにはどれか一つに特化するのがおすすめです。サービスやおもてなしを売りにしてもよいでしょう。立地のよさをアピールしたり、お店のデザインで差別化を図ったりするのも有効です。

チラシで目をひくためにはキャッチフレーズが必要です。自分のお店の強みを、印象的な言葉で表現します。「モチモチのお肌」「シュッとした小顔」などカタカナを使うと、注目してもらいたいポイントが目立つため、シンプルながら有効な方法でしょう。

お客様に寄り添うようなキャッチフレーズを入れて、お客様の共感を得るのも一案です。大げさな表現にならない程度に、インパクトの強い言葉を考えてみてください。

ターゲットとなる見込み客を具体的に設定する

チラシを作る際には、どのようなお客様に来てほしいのかを具体的にイメージすることも大事です。漠然とたくさんの人に来てほしいと考えていると、「スレンダーになれる」「肌が潤う」といった無難なキャッチフレーズになってしまいます。

これでは、誰の心にも響かない可能性があるため、来てほしい人の年齢や職業などを想定してキャッチフレーズは考えましょう。できれば、お客様の家族構成も想像して、人物像が明確になるまで意識することがポイントです。

また、具体的に数字を使って効果をアピールするのも一つの手段といえます。例えば、過去の実績を持ち出して「肌年齢が10歳若返った方も多数います」「腰回りが5cm細くなったという声も!」といった数字を出せば、効果への期待感は高まるでしょう。

ただし、数字を使ってアピールする場合、過去の実績もないのに特定の効果が出ることを保証するような内容は、不当表示にあたります。チラシであっても景品表示法にひっかかることがあるため、根拠のない断言は避けましょう。

ターゲット層に刺さるデザインでチラシを作成する

チラシはプロに依頼することで、デザインのクオリティを確保することができます。想定しているターゲットを伝えれば、それに対応したデザインを用意してくれます。

発注だけでなく、印刷や配布までをセットで実施してくれる業者もあるため、急いでチラシを配布したい場合は積極的に利用しましょう。パソコンに自信があるのであれば、自分でデザインを考えるのも一案です。

エステサロンのチラシは、テキストだけより写真を入れるとイメージが湧きやすくなります。施術室や受付など、エステサロンの雰囲気がわかるものをいくつか掲載してみてください。

パソコンを使用したオシャレなデザインのチラシがお客様に受けると思われがちですが、手書きのチラシにもメリットがあります。手書きはアットホームさや親近感を演出できるのです。

ターゲット層のお客様に手紙を書くようなつもりでチラシを作成すれば、好印象につながりやすくなります。手書きは時間や手間がかかり大変ですが、ぬくもりのあるチラシは女性の集客に有効でしょう。

QRコードを掲載して自社ホームページへの動線をつくる

チラシに自社ホームページのURLを載せれば、アクセスしてもらえるかもしれません。しかし、URLは長くなりがちなので、お客様によっては打ち込むのが面倒に感じるでしょう。

QRコードであれば、チラシのコードを読み込むだけで自社ホームページへ誘導できます。スムーズな集客をしたいのであれば、QRコードがおすすめです。

チラシを見て来店する人のメリット(割引等)をつくる

お客様の興味を引く方法として、割引は分かりやすく、強力な手段です。そのチラシならではの割引をつくることで、お得感を出せて来店へのきっかけをつくりやすくなります。キャンペーン料金を記載する際には元の値段を必ず書くようにしてください。

割引を利用することで、どれぐらい安くなるのかを分かりやすく掲載するのがポイントです。例えば、初回限定価格が5000円と記載するのであれば、その横に通常価格8500円などと記載します。こうすることで、「3500円も安くなる」と感じてもらうのです。

また、割引期限の設定も忘れずしておきましょう。期限は短い方が、お客様に「早く行かないと!」と思ってもらえます。有効期限が3カ月以上になると「まだ期限がある」と余裕を感じられてしまい、そのまま来店する機会を逃す可能性が高くなるでしょう。

住所、地図などのサロン情報を載せる

チラシには、エステサロンの住所や地図などの情報を必ず掲載しましょう。

例えば、電話番号やHPの情報はあるが、住所がないといった状況だと、お客様は不親切に感じます。「詳細はHPで見てください」といった案内は、見込み客を逃すことにもつながります。住所、地図はもちろん、最寄り駅から徒歩何分といった情報も詳しく載せたましょう。

チラシを見るだけで、場所のイメージが十分にできるような構成を考えることが重要です。

エステサロンの見込み客にアプローチするためのチラシの配り方

チラシ配りというと、街頭での手配りやポスティングなど、その手段はさまざまです。ここでは、有効なチラシの配り方について説明します。

手渡しで配布

チラシ配りのなかでスタンダードな方法として、手渡しがあります。エステティシャンがどのような人なのか直に伝えられるので、お客様に親近感を持ってもらえるでしょう。地域密着型を目指すのであれば、手渡しのチラシ配りは挨拶のようなものです。

朝、昼、夜、定期的に実施することで、集客の効果が期待できるでしょう。お客様の顔を見て配ることができるので、ターゲットを絞ってチラシを渡せるのも利点です。

チラシ配りは時間と場所が大切です。主婦層を狙うのであれば午前中から昼間、OLを狙うなら仕事終わりの夕方以降が適しています。駅前などターゲットのたくさんいそうな場所を選べば効率がよくなるでしょう。

手渡しによるチラシ配布はメリットが多いですが、エステティシャンが直に配るとなると、営業時間との兼ね合いが必要です。また街頭などでチラシ配りをする場合、事前に警察署に道路使用許可申請をする必要があるので、忘れずに届け出を出しましょう。

ポスティング

ポスティングとは、エステサロンから近い家のポストにチラシを入れることです。手渡しと同様、地域密着型に向いたアプローチといえます。営業時間前に配布するなどできれば効率的です。

ただし、ポスティングはすべての家に対してできるわけではありません。ポスティングを禁止しているマンションがあるため、ポスティングする前に確認しましょう。また、チラシが多い家庭だと、他のチラシと一緒に処分される可能性も高いです。

総合的にみると、手渡しほどの印象を残すのは難しいといえます。

近隣の施設にチラシを置いてもらう

手渡しやポスティングのように、こちらから配りに行く手間を省きたいのであれば、近隣の施設にチラシを置いてもらうのがよいです。費用がかかる場合もありますが、インターネットを普段しない人に対する集客もできます。

ただし、チラシを置いてもらうお店はよく選ぶようにしましょう。例えば、知り合いのお店であれば、容易に置いてもらえるかもしれませんが、その際もお店の雰囲気が大事です。

エステサロンのターゲットに合っていない場所だと効果はあまり期待できません。惰性で置いてもらうのではなく、自分のお店に合ったところかどうかをよく検討しましょう。

チラシ配布業者に依頼する

営業をしながら配布をするのは、なかなか大変な作業です。スタッフが少ないエステサロンであれば、配布のためのローテーションを組むのも一苦労でしょう。

営業時間が終わったあとに配るとなると、さらに負担がかかります。そのようなときは業者に頼むのも選択肢に入れましょう。ただし、業者に頼めば費用はかかります。費用は地域によって変わることが多く、郊外に比べると、都会の方が費用は安くなる傾向です。

東京都内などは、建物が密集しており配布が一挙にできますが、一方、郊外になると家と家の距離が離れており、マンションも少なくなります。その分、配る手間が増えるので都会よりも費用が高くなります。

費用はかかりますが、業者にお願いすれば、配る量は数倍になるといっても過言ではありません。集客したいときには、うまく活用するようにしましょう。

新聞の折り込みチラシ

中高年にターゲットを置くのであれば、新聞の折り込みチラシを利用してみましょう。情報を得る方法としてインターネットが主流になってきていますが、中高年による新聞の人気はまだまだ根強いです。

新聞に対する信頼度がある分、折り込みチラシも同様に信頼度が高いでしょう。新聞の折り込みチラシでエステサロンがあると、少し違和感を覚える人もいますが、逆にその珍しさが目を引きます。

地域密着型のエステサロンならチラシで集客が効果的

宣伝というと、SNSなどを使ったものを想像する人が多いかもしれませんが、チラシにはチラシの良さがあります。ネット広告が主流になりつつある状況だからこそ、チラシの価値は上がっているといえるでしょう。

ターゲットを絞り、強みをしっかりアピールできれば、チラシは強力な集客効果を発揮します。特に地域密着型で利益を上げていきたいのであれば、インターネットよりもチラシのほうが有効なことも多いといえます。

ネットでなかなか人が集められないと感じたら、チラシの作成にチャレンジしてみてください。